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268件のレスが見つかりました
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投稿者 親記事
[記事No.326462]短編小説

まなか
ID:[shiroikotori]
PC
投稿日時:04/03 19:27

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 ま、間違って短編小説スレッドを削除してしまいました……!!
 本当に本当に申し訳ない。消してしまった作品の作者様にお詫び申し上げます。

 また作りますので、また投稿していただけると嬉しいです。すみませんでした。

 一つのレスに収まる長さの短編小説を書きましょう。
 投稿は何度でも大歓迎です。連続投稿も可能。気が向いた時に参加してください。
 スレ主も頻繁に出現します。

投稿者 スレッド
[記事No.362775]太陽と学者と多色の唇と少女と……。

美南
ID:[megalomania0]
PC
投稿日時:12/03 01:08

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記事No.326462への返信
 赤、青、黄、緑、橙。いろんな色が様々な形でフラッシュする。不安定にふらふらと暗闇の中で揺れながら、まるで古いフィルムを再生する様に。黒い線や埃を映し出したかのようなノイズを混ぜて、ふらふら揺れながら、紫、茶、肌、桃、水。いろんな色で踊る。
 やがてそれが唇の形を描いていると気づいたのは、それの隣にいる少女の唇が、あれと同じように動いているのを見たから。様々な色で唇は何かを囁いている。スクラッチ音が喧しく響いて、ピアノの音が走る。スティルが華麗な音で響くかと思えば、スネアやハイハットが果敢に叫ぶ。
 何十と走る狼の群れを風が追いかけ、木の葉が緑から茶色に変わる。水彩絵の具を水に溶いて、白紙に零したような色使いで雨が降る。一直線に空を菱型の鉄片が飛ぶ。星の無い空で何かが瞬いた。両の天秤に乗った分銅と木の実が揺れて、一人ぼっちの鉛筆が野に鳥の図形を描く。
 少女は笑う。一糸纏わぬその姿を、ベルベットのように上品な長い髪だけが、彼女の体を守っていた。鎖骨を、胸を、腰を、脚を隠した長い髪は、足元に流れる綺麗な小川の水分を吸い上げ、少女の体を潤いで満たしていた。
 赤、青、黄、緑、橙、紫、茶、肌、桃、水、黒、白。次々に色と形を変える唇が、何かを囁くが、何も聞き取れない。その内世界は燃え上がり、唇は叫びの形しか映し出さなくなる。黒から白。白から黒。二色しか彩らなくなった唇が燃え上がり、狼は熱風を抱き旅立つ。水彩の世界が燃え上がり、少女の体は真っ黒に焦がしてしまった。所々くすぶった炎の赤が、少女の炭の肌をじわりと走っている。
 やがて生まれた太陽には一人の学者が座っており、本を片手に丸底フラスコの中身を太陽に零している。フラスコからは金色の砂が輝きながら零れ、太陽の表面で踊り沈んでいった。金色の砂は尽きることなく、いつまでも学者のフラスコから零れているので、学者は一向にフラスコを手から離すことはできず、ページをめくることも出来ないでいる。
 炭となった少女の身体。美しかったベルベットの髪は既に跡形も無くなっている。熱風と駆けた狼も既に灰となり、風に吹かれ飛んでいく。その吹かれた灰ですら、巨大な狼の形をかたどり、地を駆けた。灰の狼は少女の体をなで上げ、形を崩し霧散した。
 残った少女の体を、太陽に座った学者が、じっと見つめている。金の砂を太陽に零しながら、いつまでも、その体を見ていた。
[記事No.362776]愛哀理論。


 YWM1THpM
ID:[cordalo]
F704i
投稿日時:12/03 01:58

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記事No.326462への返信

ドキドキ初参加
+--+--+--+--+--+--+--+



「お前の愛が重い、…お前にとって“愛”って何?」


───そう言われたのは何年前か。

分からない
思い出せない
分からない


私にとって愛とは何だろう。
そんな事考えたことすら無かったのにどうして今になって考えようと必死になっているんだろう。

元カレに言われて悔しかったのかな。(いや、違う)

悔しいなんてレベルじゃなくて、なんていうかこう…モヤモヤしてるっていうか。


「…自分でもよく分からないや」


溜め息ひとつついた所で何ら変わりない日常が繰り返されていって、また、愛とは何だろうと考えるのに夢中になった───。





(───人は人を愛したくて、生まれ落ち、そして出逢うべくして出逢った彼らは永遠となり未来を切り開き種を残しこの世を去っていくのだ。)



(───では“愛”とは何ぞや?)



(───なぜ人は人を愛するのだ?)



(───その答えは神のみぞ知る“愛”の軌跡なのだ。)



+--+--+--+--+--+--+--+
なんだこれ。
文章修行のつもりがこれですか。自分に対して腹立たしくなってきました。
[記事No.363189]Re:短編小説

せれん
ID:[seiren329]
PC
投稿日時:12/06 01:58

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記事No.326462への返信
『クレイジーガール』

水をぶっかけられた。
冷たくて喉に流し込めば美味しい筈のソレは、私のつむじから毛先までを見事にびしょびしょにした。
ぶっちゃけ寒い。カレンダーは10月を示していて、ランタンとか魔女とかハロウィンチックな絵が描かれていた。
そこまでは良いのだ。それからが気に入らない。
私は事実上あの少年の恋人であって、でもってその少年はえらくおモテになる。
顔が良いし笑顔も爽やかだし、スポーツ万能だし、ねえ。
女の子のひとりやふたり、少年を好きにならない筈がない。のだ。
だからこうして、見たことも話したことも無い少女に嫌味を言われたり嫌がらせをされたり、という事は私にとって日常茶飯事なのだ。だって私は少年の恋人だから。
「貴女なんかが相手にされると思って? いい加減付き纏うのは止しなさいよ、ああ忌々しい! 私の方がよっぽどお似合いだわ!」
五月蝿い。五月蝿いな。
少女は酷く歪んだ顔で叫んだ。金切り声。なんてヒステリックな。
まるで昼ドラ、と かろうじてマトモに動く頭の隅で呟いた。

ばちんっ。
なんて凄い音を効果音に私は少女の頬を叩いた。いわゆる平手打ちですね。
私が少年に似合ってないとかそういうのは分かってるんだよ。
本当に、イラっとくることばかりだ。
一々しつけーなやんのかてめえ、アアーン?的な視線を送ると、少女は瞳に涙をいっぱい溜めてわなわな震えて、そして扉を乱暴に開けて去っていく。うん、勝った!
さて、と、深呼吸を繰り返して、先ほどからぶるぶる震えている手足を抑える努力をする。
でもやっぱりぶるぶるぶるぶる止まる事を知らない四肢は、まるで笑っているみたいだった。
あのねえ少女、これだけ言われりゃ分かるよ。
自分でも分かってる。分かってるつもりなんだ。でも離れるなんてお断りなんだ。
だって私は少年の、こいびとだからね。
ふふふ、と些か自嘲的な笑みを顔に浮かべてうずくまる。キツイ。
こいってなんだ。あいってなんだ。
つい此の間つい最近少年に向かって大好き愛してるって言ったはずなのにもう忘れてしまった。忘れてしまったよ。

――少年が此の場に駆けつけるのは、もう少し後の話。



***
また、参加させて貰います。
素敵な作品が多くて、いつも覗くたびににやにやします。

 
[記事No.364621]Re:短編小説

虎縞
ID:[tigerhalfowl]
TS3N
投稿日時:12/18 01:11

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記事No.326462への返信

 =厳寒の夜の直中=

 寒かった。そして暗かった。
 暗かったが真っ暗闇というわけではなく、幾百万とも見当がつかない、夥しい数の星々が夜空一面にばらまかれた拍子に放った光と、銀色の月が凍てついた天心で透明な光を纏い振り撒きながらひらひらと舞い踊っていた。地表にはつい昼間まで降り続いていた真新しい雪が積もり、微かな光を照り返し光っていた。だから、寒くて暗いが、一歩とて歩めない程の真っ暗闇ではなかった。周囲には樹が立っているのが幾つかあるだけで、動くものは僕しかなかった。鹿も熊も狼もいなかった。先導させた僕の犬も、吠え声一つさせなかった。彼も、随分先に行ってしまったらしい。雪を掻き分けて行く気配も無かった。銀色に光る雪原に、一人だった。
 静かな夜だった。寒さ故か静さ故にか解らない程、耳が痛くなる音の無い夜だった。僕がする呼吸の音と、僕自身の鼓動と雪を踏みしめる、ぎゅ、ぎゅ、という靴の裏から浮かぶ感触を伴った音と、引っ張るソリの音だけが音だった。あんまりにも寒くて、体の真芯以外の感覚が無くなり、ソリを繋いだロープを握り締めた手袋の中の感覚も、無かった。肺腑の中が、凍った空気で犯し尽くされ吐く息にも色が着かなくなった。もう、吸った空気を温める体温も僕には無かった。
 ソリに載せたタンクの中の牛乳が揺れる音がした。揺れるたびに、ソリはコントロールを一瞬失う。気温はとうに氷点下以下だったが、揺れている牛乳は凍る事がなかった。
 音の無い雪原を、ソリを引き引き、ただただ歩いて、ふと石を投げる音がすると思った。
 一歩一歩踏み進むと、僕の犬の声だと気が付いてほっとした。ついに鼓膜まで凍って、聞こえもしない音が聞こえたのかと思ってしまった。
 ぎゅ、ぎゅ、と進むと、灯りが見え、犬が戻って来てロープを引く手伝いをしてくれた。
「クナシャ、クナシャ!お疲れさん!」
 煌々と明るい火を持ったワハが僕を出迎えた。火は眩しく、ワハの声は無意味に五月蝿く聞こえた。更には、クナシャ、というのが僕の名前だというのも束の間理解出来なかった。
「お前もウーナも、早く中に入れよ。ホット・ミルクを作るぜ」
 足元のウーナが、腹に付いた雪を振るい落として、ワン、と吠えた。


…………………………
最近寒いね、と思って、超寒い話を。無国籍系で!
宮沢賢治が好きです。難しいな、あの空気感。
[記事No.367229]Re:短編小説

りお
ID:[bell4724]
SH905i
投稿日時:12/30 00:10

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記事No.326462への返信

夢を見たよ。
笑って言うと、彼女は俯きながらも、そう、と返してくれた。
皮を剥がれた林檎が、寂しそうに揺らぐ。赤から白への変身はどうも切なくて、僕は昔から皮のままでかじることが好きだった。赤い方が美味しそうだし温かいじゃないかと話したとき苦笑したのは、彼女だったかしら。
しゃりしゃりと柔らかな音に紛れて質問される。それで、どんな夢を見たの。
どんな夢だったんだろう。ふと僕は首を傾げる。ぽっかりと穴が空いたように眠っている間の記憶が消えていて、夢の内容を忘れてしまっていることに今更ながら気が付いた。
忘れちゃったよ。やはり笑いながら言えば、きょとんとした表情が僕に向けられた。綺麗な目だなと思う。白目が澄んでいる、彼女は純粋な人だものな。口には出さずに手を伸ばすと、フォークの刺さったウサギを手渡された。しゃり。美味しい。うん、この耳の部分が素敵だ。
良い夢だったんだ。何口か食べてから声を出せば、彼女は少し真剣な顔をして頷く。真面目な人だ、本当に。
幸せな夢だった。それだけは覚えている。何があったのか、どうしてかは分からずとも、そのとき僕は幸せだった。目を閉じればそこに夢の続きがあるようで今もとても心地がいい。夢の僕は、堪らなく幸福みたいだ。
一瞬の沈黙があって、震えた声が耳を打つ。天使が通ったね。彼女は泣いているらしかった。
視線を落とすと、耳をなくしたウサギが僕の方を見て痛いと鳴いている。フォークはいつまでも抜けない。僕は何だかとても悲しくなって静かに目を閉じた。
残念ながら夢の世界は、休業日だったけれど。


………………
すごく楽しく書きました。
林檎のウサギの耳はやけにおいしい気がします。
[記事No.371824]Re:短編小説

美里
ID:[want2love]
821SH
投稿日時:01/17 13:05

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記事No.326462への返信
【午後の日差しが降り注ぐ1Kの窓際にて】

ぎぃ、ぎぃ、と歩く度に床が軋む部屋に、私と彼はいた。
隣に粗末な座布団をひいて、年寄り特有の掛け声とともに腰掛けた。無言で渡される珈琲は、私の好み通り砂糖とミルクがちゃんと入っている。
「長かったねえ」
そして彼に寄り掛かりながら呟く。痛めた腰には辛かったが、こうしていたかった。彼も同じだろう。
「後悔してる?なにか」
「いや、別にそうでもないよ」
思いあたる節があったからこそ聞いた言葉だったけど、思いの外彼の表情は穏やかだった。
「本当色々あったね……富豪になったり貧しさに怯えたり。それでも目立った喧嘩はしなかったね」
「そうね……でもあんた、本当に幸せだった?よかったの?」
私たちは高校生の時に出会い、それから青春を越えて、人生の殆どを互いとともに駆け抜けてきた。止まることもせず、気が付いたらこんなに歳を取っていた。
「……さっき僕らを訪ねた男が居たろう。喚きながら、沢山の名前を叫んでいたね。その中に僕の知っている名前があった……彼は僕の大学の後輩だったんだ」
それが、あの様、この様さ、と彼は苦笑いを漏らした。
「けれどもね、僕はなに一つ後悔をしていないよ。いい職場に就こうと、必死に一流の大学を目指したさ。彼もきっとその口だろう。しかし僕は起業するも失敗、彼はおそらく就職先で切られたのだろうね」
私はその話に静かに耳を傾ける。穏やかな彼のその口調には、精神を安定させるなにかがある。
「懸命に生き延びようと、早くから社会を見据えて頑張った。その結果が無職じゃあ、やりきれない。僕は倒産し、無一文同然になった。だけど、『しょうがない人ね』って支えてくれた君がいたから、また頑張ろうって思ったんだ」
「僕は努力の仕方を受験で学んでいたから、そこからまた踏み出せたんだ。何をしても生きづらい世の中だけど、世間のせいにするだけじゃ、なにも始まらないしね」
「そして気が付いたんだ。僕らは走り疲れていた。そろそろ休まなきゃいけないって」
彼は目を細めて笑った。彼の目尻の笑い皺は、昔からあるもので、本当に心から笑ったときに出現する、私の縁起のいいものだった。私は静かに泣いた。
「ねえごめんね、本当にごめんね」
「いいんだよ。二人ならなにも怖くはないんだから」
私のこめかみに口付けをして、ゆっくり抱きしめた。そして顔を覗きこむようにして囁いた。
「一人きりのほうが怖いんだ。例え逆に僕が死んでも君はそうするだろう?」
だからいいんだ、と、もう皺だらけの私の頬を何度も撫でた。私は鳴咽を止められない。
「さっききた彼には人生をやり直すように言って有り金を全て渡したよ。その代わりに彼の持っていた果物ナイフは貰った」
誇らしげに笑う彼を見ながら、私は馬鹿な人、と何度も呟いた。馬鹿よ、馬鹿、とも。
「君はこのナイフで、手元にある果物をできるだけ使って、お得意のフルーツタルトを作るんだ。最後の食事にしよう」

午後の日差しが降り注ぐ中、私たちは誰にでも太陽は輝くという意味を本当に理解した。

「そうしたら次は、あの世のどこで待ち合わせるか考えようね」
きっとまた夫婦になれるさ、そういって初めてのような口付けをした。


+

老夫婦な話。こんな幸せに死にたい(笑)
毎度長くてすみません。
下がってたからあげてみた。
[記事No.372349]Re:Re:短編小説

氷湖
ID:[violist]
PC
投稿日時:01/18 21:14

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記事No.371824への返信
「しょーがないな、ガソスタ探そ」


ガソリンメーターの指す残量が少なくなっているのを見て、私はそう小さくぼやいてウインカーを右に出した。本当はこのまま真っ直ぐ帰るつもりだったけれど、仕方ない。

私がこの車と付き合い始めて、そろそろ4年になる。あいにく彼氏なんていないので、私にとってはこの車が一番親密でよく行動を共にする、頼れる相棒である。我ながら寂しいとは思うし確かに彼氏も欲しいけれど、男にときめかないのだからどうしようもない。


「この辺にガソスタなんてあったっけなー」


あまり通ることのない道なので、ガソリンスタンドがあったかどうかも怪しいけれど、とりあえず私は真っ赤な愛車を走らせた。走っていればまあそのうちに見つかるだろう。

そんな事を考えているうちに、そういえば昔よく女友達に「あんたってズボラだよね」と言われたことを思い出して、私はズボラって正式にはどういう意味なんだろうとか適当なことを考えながら、道路を右へ曲がった。


「・・・あ。あった」


長年の勘というのか。私が車を右へと曲げた瞬間に、黄色い看板と車のマーク、リットル単位の金額などの表示がされたデジタル画面が見えた。当たりだ。


「やったね」


言葉とは裏腹にテンション低くそう呟きながら、店の制服に身を包んで素晴らしい笑顔で迎えてくれる人たちの元へ車を進める。
その中で、ふと1人の青年の笑顔に目が留まった。


「いらっしゃいませー!」
「・・・。こんにちは」


素直に可愛いと思える笑みだった。大学生なのだろうか、周りの店員に比べて少し幼く見える。真冬にも関わらず顔を真っ赤にして、一生懸命に汗ばみながら頭を下げるその姿に、何だか胸が苦しくなった。


「(・・・うあっ、マジで可愛いなこの子)」


どうしよう。彼の笑顔が、心の琴線に触れるというか・・・かちりと嵌るものを感じた。この感覚は随分久しぶりで、そう・・・学生以来の懐かしく照れ臭い感情と酷似している。


「・・・この年で一目惚れとかどんだけー」


そう自分で自分を戒めるように恥ずかしく思いながらも、私は青年の笑顔と汗から目を離すことができないままだった。

半ば迷いながら初めて訪れたこのガソリンスタンドで、私はこうして愛車へのガソリンと懐かしい恋心を手に入れたのだった・・・。


***
駄文の上長文とか救いようが無いですね・・・。
貴重なスペースありがとうございました!!
[記事No.372533]僕は天国にいけない

みなみ
ID:[megalomania0]
PC
投稿日時:01/20 01:40

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記事No.326462への返信
僕は天国に行けない

 要は誰しもが天国に行けるわけじゃないということ。たとえば神様がエロイ気分になるくらいの可愛い女の子とか、神様が肌を舐めてみたいと思うくらいの美人とか、腰が抜けるくらいの淫乱な女性とか、そういう人じゃないと天国にいけないってこと。薄いレモン果汁色の黄色が溶け込んだようなコントラストの空には眩いばかりの太陽が輝いていて、そこは絹のように繊細で白波のように輝く雲の地面が敷き詰められている。そこで、何故か全裸になっている天国の門を通った、つまり、可愛い女の子とか美人とか淫乱な女性が全員笑顔であの薄く透き通った羽衣を肩に掛けてふわふわ遊びながら暮らしているんだ。
 どうだい?天国だろう?そこに一人、男がいるだけでもうそれは天国じゃない。逆に地獄を想像してごらん?大釜にはくすんだ赤い液体がぼこぼこと煮立っていて、針山には切っ先にこびりついた血液と、根元は乾いた血液が張り付き、鬼達が死者の肉を食い荒らしている。そこにいる死者は、全員が男だ。
 ここまで長ったらしく独り言を続けてきて何が良いたいか。物事は要約すれば一言で終わる。

『僕は天国に行けない』

 悔しいなぁ。イライラするなぁ。なんだって僕は天国に行けないのかな。生まれたときから酷いこの世の中にいて、せめて死後でも安らかにと思っても、天国には女しか行けやしない。むしろそれからが本当に辛い。
「それは死後の世界があると仮定したらの話でしょ?」
「そうだけれど、う〜ん、つまりね」
「あなたは死んだ時の言い訳を考えているの?それとも、死にたくないから言い訳を考えているの?」
 言い訳じゃないんだ。死ぬことなんて簡単さ。宝くじが当たるよりも確率が高いんだよ?知っていたかい?
「気分しだいで確率も変わるけれどね、それ」
 うるさい女だ。天国にいけることが前提とされた生物は、なんだ、余裕か。生きることへの。僕は今切羽詰っているよ。何が悲しくて、何が空しくてこんなに困っているかわからないんだ。どこに向かっているかも解らないし、そもそも僕は何がしたくて社会人になったのか。悩みを他人に打ち明けるだけで人生が終わるなら、こんなに簡単で、安易で、最低なものは無い。
 キャップをあける。のどに流し込む。コーラの炭酸が喉ではじける。気持ちが楽になる。目の前が明るくなる。どうでも良くなる。その繰り返しで一年は終わる。タバコを吸うことができないし、お酒を飲むこともできない。コーヒーもあの苦味が好きになれない。日本茶もそれほど好きではない。ガムも噛まない。お菓子もそれほど食べない。じゃあ、どうやってこの気持ちを紛らわせばいいんだ?
 イヤホンを耳に当てる。2バス、高速、心音、高まる。
「覚悟っていつまでたってもできるものじゃないよ。全ては流れ。終わりがよければいいよ」
 そういえば、今話しているこの女性は誰だっけ?名前は?顔は?僕と君はどういう関係?キスはしたことがあるのかな?何をしたの?誰なの?
 ただ、ただ僕の頭の中は回っていた。このベッドで眠って、明日という日が来なければ、僕はどれだけ幸せになれるだろうか。あぁ、天国なんてクソ食らえだ。僕は今こうして、暖かい布団で眠ることができればいいよ。2度寝を十分に味あわせてくれれば、人生は幸せだと思う。
「意気地なし」
 うるさい女だ。キスもできやしないし。
[記事No.373733]Re:短編小説

蚊煮
ID:[ngyo0]
PC
投稿日時:01/25 23:11

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記事No.326462への返信
二回目ですすみません。そして少し奇妙・・・



中身

貴方の中身にはもちろん肉と栄養が入ってます。
しかしそれはすぐ無くなってしまう物。

だから私は貴方のために、貴方の命の為に、私をあげるよ。

これをあげたら、私がだめになってしまうけれど

その「私」は貴方と共に生きて、活動してゆくから、私は、別に、淋しく ない

「美味しい?」

「・・・。」




おわり
[記事No.375859]Re:短編小説

美里
ID:[want2love]
821SH
投稿日時:02/07 11:34

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記事No.326462への返信
【真夜中の太陽】

レースのカーテンがはためく。もうとうに南中した空。ライトをつけなくても、十分明るい学習机。

実は私には思いを寄せる人がいて、その人のために勉強をし、いい大学に入るのだとしたら、それはどれだけすばらしいことだろう。

思案。熟考。ものおもいにふける。
思考を止めてはいけない。
ただ強く、私は歩き続ける。

まだ肌寒い風に、ため息がさらわれる。

「私さあ……頑張ってるよねえ」

だって全てを捨てたんだもの。
宝物みたいな、すばらしい日々の約束も、愛のような、あの人たちの優しい温もりも。

応援する、と言われてでてきた。
なのに、もうくじけそうで、それでいて淋しいんだ。
がんばるよ、と言ったのに、もう涙が溢れそうだ。

淋しいのもそうだ。貴重な時間たちを、あんなにも密度濃く過ごして来た人たちだし。
だけどね、私をこうやって立ち止まらせるのは、これからさき、私を襲う不安たちなんだ。私が目標を達成できないと、期待を裏切ることになる。私は八方美人だし、迎合する性格だったから、きっと嫌われたら生きていけない。

シャーペンを静かに置いて、本棚の上の写真立てに手をのばす。この人は、私のかみさまのようなものだ。いつも見ていてくれているような気もするし、この人のためにがんばっているんだから。

この切り抜きの写真立ては、おまもりだ。
いつか私が素敵になって、この人に見られても恥ずかしくない人間になったときに、認めてもらいたい。
私が今までがんばってきたこと。それを、よぉがんばったなあって、頭を撫でて言ってほしい。それだけでいい、となりがほしいわけじゃない。

私の糧はこれだ。今私はこの苦痛と戦う。そしてこの苦痛は、きっと未来、私を励ます糧になるんだ。

だから、そう。深く深く考えるのだ。戦うのをやめてはいけない。今止まっては割に合わないから。


*

現実逃避からか、勉強煮詰まると小説ってぬるっと書けるよね。ていうか結構投稿してるけど暇じゃないんです(笑)
ラ〇クさんの新曲を祝う気持ちに満たされてたのに、これじゃ完全にシ〇さんです本当にありがとうございました。
[記事No.376170]Re:短編小説


 YWM1THpM
ID:[cordalo]
F704i
投稿日時:02/08 00:26

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記事No.326462への返信


ちょっと汚い+狂ってます。
色々注意して下さい。



【PARaNOia...】


反吐が出た。気持ち悪くて堪らなかったのだ。未だに出る胃液と残飯、酸っぱい味も独特のツンとした臭いも、こう何度も吐いていると慣れてくるもんだ。


「…っ、うぇっ…!」


あー、まだ出るよ。
何なんだよ。何か腹壊すようなモン食ったかな。
昼飯のスパゲッティか?それともちょっと色とか怪しいあのジュースか?トマトジュースが嫌いなのに無理矢理飲んだからなのか?

何にせよもういい加減止まれよ。ゲロ出しまくりのこの状況、もう飽きましたわほんと。

あーあ、便所中ゲロ臭ぇし、便器はゲロまみれだし。
ったくやってられませんってマジで。


誰かさっさとこんな自分を殺してくんねーかなー。
そうすりゃ、ゲロだって止まるし。面白くも何ともないこんな糞みたいな社会ともオサラバ出来るし。一石二鳥じゃね?

うっわ、マジで誰か殺ってホントお願い!一石二鳥とかヤバイでしょ!持って来いだよお嬢さん!出血大サービスって感じ!?

やっべ!興奮してまたゲロがハンパねぇしっ。

つーか、俺ヤバくね?
マジで狂ってまーすっ!
きゃはははっ!



もう一人「俺」が存在しててよ、そいつがすっげぇウゼぇんだよな。



「俺」が狂ったのは全部「そいつ」の所為なんだけど、結局「そいつ」も「俺」なんだから、やっぱり「俺」が狂ってんのかな?

……あれ?訳分かんねぇし。

結局「俺」は「そいつ」なの?
「そいつ」は「あいつ」で「あいつ」は「俺」で………………。



───「俺」は一体あと何人存在してますか?───







----------------------------

…気分を害された方申し訳ないです。
[記事No.376886]Re:短編小説

怜悧
ID:[0526815833]
PC
投稿日時:02/12 18:55

HPアドレス   レスを削除する   違反連絡
記事No.326462への返信

参加させてもらいます。
同じようなものが出ていると思いますが・・・。

―――――――――

「お休み・・・。」
隣に布団を引いて寝ている彼に
くしゃりと頭を撫でられる。
くすぐったくて彼の手を払う。
「何?ツンデレ?」
『違うよ・・。』
彼に背を向けて布団で赤くなった顔を必死に隠す。
「あ、恥ずかしいんだな。」
ばれていたようだ。
「俺に隠し事しないほうが身のためだ。」
『・・・・・・。』
「ね?」
『おやすみ。』
話している途中だったが切り上げて寝るフリをした。
「・・・・・・うん。」
隣にいる彼の寝息が聞こえる。
『本当に平和そうに寝るんだから。』
小さく出た自分にも聞こえているか分からないような声で呟く。
『(まぁ、いいか。)』
ごそごそと彼の布団に移動する。
「くく・・・。」
『!!』
小さく笑っている。
「一緒に寝たいならそう言ってくれればよかったのに。」
『・・・ツンデレだから。』
「なるほどね。」
柔らかく抱きしめられる。
「お休み。」
『うん。』


―――――――――

何が書きたかったのか分からなくなってしまいました・・。
無念です。

 
[記事No.377152]Re:短編小説

きおく
ID:[dreambazooka]
PC
投稿日時:02/13 22:18

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記事No.326462への返信
返信
【馬鹿な君】

「シェイクスピアは言った!!人間のなす悪事はその死後もなお生き延びるものであり善行はしばしばその骨とともに埋葬されるものであると!!」

と、彼女は言った
イスに乗り机に片足を乗せて堂々と
興味ないけど高校生にして熊のバックプリントはダサいと思う
「で、何」
「私もそう生きてみたいと思うのだ!!」
「勝手にすれば」
「ちょ、酷いよ!なになになに幼馴染にその態度!!」
「どんな態度すりゃーいいんだよ」
彼女は馬鹿だ
昔から俺に言う
死は生きてこそ有るものであり生は死してこそ有るものなのだ!
とか
努力はタダだ!
とか、

カッコよさげなこと
本人からすればカッコつけているのだろうけど俺からすれば「それでどったの?」なわけで
「で、今度は何に影響されたわけ」
「こないだサンタの野郎に電子辞書貰ったんだけどね、これが良い機能でさー名言集とかあるんだよ」
「(サンタ……なんで電子辞書?)」
「全部携帯にメモったんだよ〜」
と言って趣味の悪い携帯をみせてくる
なぜ趣味が悪いかというと携帯にはラインストーンでまり●っこりを描いてストラップは大中小のまり●っこり10個がぶら下がっているからだ
(待ち受けも勿論緑のそれ)
いや、決してまり●っこりをけなしているわけではないが
流石にこんなにいっぱいあると…不気味なものだ
豆●ばなら可愛いものを…
「(何故コイツは女なんだろ…)」
「ズガンと来るよね、こうバズーカでズドンとやられた気分だよ」
「へぇーそれはよかったね」
「そーでしょ!?ズガキューンッて来るよね!!」
「誰もいってねーよ」
彼女は変だ
いや、いままでの会話で分かると思うけど
最近●だかボックスという漫画を買ってはしゃいでるのを見た
確かに名言っぽいのが色々載っているが……

お前、女だよな?
それボインなねーちゃんの露出満載漫画だぞ
生憎俺は手●治虫にしか興味がないので読まないけど
「いいなーいいなー、私もこういうこと言える人になりたいなー」
「あー、そー。お前はもう十分だよ。それでいい。寧ろそれより退化してくれ」
「ダメなんだよ。私はまだまだなんだ!もっと色々なことをしないと!!」
「………」
呆れを通り越して寧ろ感心だ
どんだけカッコイイこと言いたいんだ
でもウザい
このまま放置しておけば永遠と語られるのだろう
それだけは避けたい。俺は帰って早急にマリ●カートで妹に勝たなくてはいけないんだ

昨日のあの勝ち誇ったニヒルな笑みは忘れねぇ……!

そう思った俺はイスから立ち上がり馬鹿な幼馴染の前に立つ
「ではお前が一歩進むために言葉を俺様が与えてやろう」
「む!なんだ偉そうに!!」
むくれる彼女の額にピッと人差し指を押し当てる
そしてフッと微笑む

「この世に生まれたのは偶然だ。それを必然に出来るかはお前しだいである」

そう俺が言うと彼女はポカーンと呆けて次第に目を輝かせ始めた
「す……凄い!!なんてセリフだ!!」
「お前もこんなことが言えるよう日々精進しろよ」
「はい!!師匠!!」
「じゃ、俺は帰る」
はい!さようなら!
とキラキラした目で言う馬鹿な君
今日も相変わらず進歩しないそのアホ毛付きの頭

ま、そんな馬鹿な所が可愛いんだけどね

【馬鹿な君】
(ハッ、メモメモ……)
(今日はヨ●シーで行くか)
***
電子辞書で何が悪い
女でめだかちゃん好きで何が悪い
緑のアイツは知らないけど

また参加させていただきます
[記事No.377218]【Dear.もう君には届かないけど】

きおく
 dpsIzDhA
ID:[dreambazooka]
PC
投稿日時:02/14 11:11

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記事No.326462への返信

【Dear.もう君には届かないけど】


ねぇ、覚えてる?2人で行った夏祭り
馴れない下駄を履いて逸れた挙げ句迷子保護所送りになった私の前に君は悠然と現れたよね
正直イラッと来たよ
しかも鼻で笑って「アホじゃね?」って、マジ殺すッて思ったから
でも君はツンデレだからカッコつけてたんだよね
「ボケッとしてんじゃねーよ。寸胴」
って言って私の手を掴んで早歩きだしたけど

耳真っ赤で可愛かったんだよ。手汗もヤバかったし

まぁ言わなかったけどね。寸胴はムカついたけど


ねぇ知ってる?あ、なんか豆●ばみたい
私が告白したあの日。雨の日だったよね、なんで雨の日なんだよ。って思ったんでしょ

あの日ね、チャンピオンのワタルに勝ったんだ

まぁ言わなかったけどね。絶対「バカ」って言われるもん
でも君はそんな私だからOKしてくれたんでしょ?全くツンデレめ


あと文化祭のペンキぶちまけたこととか、
君が私のイケメンパパに嫉妬したこととか、
夢に出てきた君が異常に優しくて吃驚したこととか、
私が泣いた日ずっと側に居てくれたこととか、
いっぱい
いっぱい
思い出あるんだ
でも、全然足りないよ

あ゛――――――――――ッッッ

ダメだ。私、君が居ないなんて考えられないよ
私、君が大好きなんだよ。分かってるんでしょ?

酷いな………。こんなに私を好きにさせといて、このイケメンめ



私はさ、自分勝手でワガママだから他人のことなんて考えないよ

もう私の声は君に届かないけど、どうか







グシャッ

「……バカ。アホ、ドジ、マヌケ…なんでそこでポケモンなんだバーカ……
知るわけないだろアホか」

手の中に有るのは潰してグシャグシャになった手紙
目の前に居るのは、もう俺の声が届くことのない君



「酷いのはお前だろ……こんなに俺を……」



【Dear.君へ。もう僕の声は君に届かない】
((私を忘れて下さい))
(忘れてなんて、やるもんか)
彼女の涙の跡はくっきりと残っている

***
連続投稿!
ありがちな死ネタでサーセン\(^_^)/
前回がツンデレ男×不思議ちゃんだったので
今回はツンデレ男×天然娘で
……ツンデレ……(´∀`)
また参加させていただきます
[記事No.377325]Re:短編小説

きおく
 dpsIzDhA
ID:[dreambazooka]
PC
投稿日時:02/14 20:48

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記事No.326462への返信
【I attend upon the Queen】


俺の彼女は女王様だ

いや、そういうんじゃなくて

パシリなんていつものことで、自腹は前提
メール電話に10分以内で出なければ次の日処刑(という名の荷物持ち)
「私に告白して」が告白の言葉で言ったら「分かったわ」ってお前拒否権無しぃぃいいい?????

因みに俺はMでは無い

今も現在進行形で俺は荷物持ち
これは昨日のメールをすっぽかしたからだ
理由は一つ

サーセン、妹とマリカやってました

だってお前、しゃーないだろ。相手は7個下の中学生だぞ!?俺のプライドが許さねぇ!!

「何してんの」
「俺のピーチ姫が……あ、いやなんでもねぇ」
「………待たせるなんて死にたいの?」
「まだ現世に未練タラタラなんで嫌です」
「喉乾いた」
「ほらよ」

コイツの好きな●っちゃんリンゴ味を渡す
蓋を緩めて渡すのは俺の心遣い(優しくね?)
でも端から見ればただの束縛女
俺意外とモテるからよく「なんであんな子と付き合ってるの!?」なーんて言われちゃったりするベタな展開
たまに「Mなの?」なんて言われるからもう一度言うけど、

俺は断じてMではない。寧ろS!なハズだった!!

「ねぇ、することがない」
「じゃあマリカしよう」
「………………(冷めた目)」
「サーセン」
「…………いいよ。持ってきて私の家でやろ」
「は!?それ無理!!流石に無理!!」

俺のマ●オカートはDSじゃなくてWiiだ。そしてコイツの家には無い
つまり一式持ってけと?
無理無理無理
だいいち今家に妹いるから持ってったらキレる
秋葉でエロゲ買わされる!!

「私とゲームどっちが大切なの」
「いや、んなの俺のピーチ……貴方様でーす」

冷ややかな視線に目を反らす
そんな私と仕事どっちが大切なわけ?みたいな感じで聞くなよ

すると彼女は眉間に皺を寄せて溜め息を吐く




「……妹……いるなんてやだ」




「………………………」

あ゛ー、クソッ。可愛いなコノヤローッ

こんな生き物手放すなんて有り得無いだろ!?


【一生君に仕えるよ】
(端から見ればただの束縛女)
(俺に言わせれば純情可憐なピーチ姫より可愛い)


「ゲーセン行く?」
「………プリクラ」
「おけー」

***
調教されつつある男×ツンツンデレ女
てか兄にエロゲ買わせる妹って……
連続3回駄文ごめんなさい。ハマりました
スペースありがとうございました!
[記事No.377867]Re:短編小説

きおく
 dpsIzDhA
ID:[dreambazooka]
PC
投稿日時:02/17 21:18

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記事No.326462への返信
返信
アタシには弟がいる
昔、小さかった頃はよく「おねぇちゃーんッ」と言いながらアタシの後ろをチョコチョコ付いてきた若干ウザいぐらいの可愛い弟だ

それが今


「姉貴〜、冷蔵庫のアレお前の?ごめん喰ったわ」


こんなにも生意気に育ちました!!


【変わってないのは】


「はっ!?喰ったってアレ北海道限定ミルキーキャラメルプリン!?」
「あー、そんな感じ。ま、安心しろ。美味かったから」
「何が!?アタシは何に安心すればいいの!?」
「姉貴の為だ。いい加減この脂肪をどうにかしねーと」
「触んな!!」

ぶに、と腹の肉を摘む我が弟(ヤメレ)
あああ、せっかく夜に食べようと残して置いたのに!!
私の楽しみ返せ!!コノヤロウ!!

「なんてことを…堕ちて廻って舞い戻ってくんな果てろ極限に咬み殺すまで死んでも死にきれねぇ!!」←名言
「そーいや今日クラスの女子にコクられたんだよね」
「聞けよ」

アタシはガマンしないよ!!

「てかまたコクられたの」
「あぁ、体育館裏に呼び出された」
「今時体育館裏か…。OKしたの?」
「まさか(笑)」

我が弟よ、(笑)はヒドいぞ

「へー…モテモテな弟を持ってお姉ちゃんは悲しいぞッ!」
「ま、姉貴には一生そんな機会来ないよな」
「なッんなわけないわ!!アタシだって有ったもん!!」
「は」

キョトンとアタシを見る弟
なんだその目は畜生!!

「この前コクられましたー。はい、そして快くOKしましたー」
「はぁッ!?」

と、言ってもゲーム上だけどね

「姉貴と付き合う奴なんてろくな奴じゃねーぞ!別れろ!!」
「はぁッ!?アタシの一君はめっちゃ良い人なんだから!!」
「ハジメって誰だよ!?」

異様に別れろと言ってくる弟
どんだけアタシに先越されたくないんだ!!


「あーッうっさい黙れ!!少なくともあんたなんかよりは全然カッコいいんだから!!」


つい怒鳴ってしまった
すると本当に黙った弟
え、何。キレた?ヤバい、弟マジ切れマジヤバい

「ご、ごめー……」
「…………………」

謝ろうとしたらロンTの裾を捕まれた
すっかりアタシより高くなった背
恐る恐る見上げる
するとあらまぁ頼りない顔


「…じゃぁ…俺がそのハジメって奴より優しくてカッコよくなるから…そいつと別れろ」


「………………………」
キョトン
あーあ、なんだよもう。コノヤロウ
拗ねて顔赤くさせちゃって

全く、可愛いなぁ


【変わってないのは】
((大好きな姉と可愛い弟))
(…ハジメって誰だよ…)
(乙ゲーのカレ)
(…データ消去してくるわ)
(ちょ、やめてーっ)
*****
連続すみません
寝てたら思いついた妄想ネタ
私にはウザい姉しかいません
スペースありがとうございました!
[記事No.378060]Re:短編小説

青田翔
ID:[BLUESEED]
PC
投稿日時:02/19 16:58

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記事No.326462への返信
夢まぼろし

私は現実世界から原作世界へと来てしまった所謂トリッパーだった。
当初、私は好きなキャラに会えるんだ、あの事件をあの人と体験して恋もしたいと思っていた。
そして彼と同じ学校に入学し、遠目だが、彼を見たときには胸が尋常じゃないくらいドキドキして、その世界での友達の相田さんに「何やってるの」と怒られるまでぼうっとしていた位だ。
けれど、彼には可愛い彼女がいた。
私はその女が憎かった。何とか彼女に接触しようと、考えられる限りの事をした。
その甲斐あってかようやく彼女と対峙する事になった。
彼女はずっと、ニコニコしながら私に微笑みかけていた。その態度にムカついて、私は彼女にひどい事を言ってしまった。
そして彼女は笑顔を怒った顔に変えて、
「あなた、この世界の部外者のくせにずいぶん勝手な事をしたものね。これだからトリッパーは傲慢だっていうのよ」と吐き捨てた。
私は驚いた。なんと彼女の正体は私をこの世界にトリップさせた張本人だったからだ。
そして遅れてやってきたあの人を彼女は笑顔で迎え、彼は彼女を抱きしめた。なんだか目の前が暗くなってきた。
その直後に目が覚めて、私は布団から這い上がって起きた。

「やっぱり、夢は夢か」

終わり

―――――――
気分を悪くされた方、すみません
[記事No.378084]Re:短編小説

ニワトリ
ID:[niwatori0519]
KC3O
投稿日時:02/19 17:21

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記事No.326462への返信
『手』


 繋いだ彼の手から伝わってきたのは、心に染み込む優しさだった。冷えきった私の手を包み込むように握り、時折こちらを向いては「寒いね」と笑いかけてくれる彼。私はと言えば、俯いてばかりでろくな返事も出来やしない。
 私は人の温かさに慣れていないのだ。だから、どうにも背中がむず痒くなって、頬は意味もなく火照ってしまう。つまりは恥ずかしいという簡単な話し。
 家に向かって、人通りの少なくなった道を二人で歩く。一瞬吹きつけた北風に、彼は眉根を寄せてうーと唸った。
「…部屋寒いのやだなぁ」
「だねぇ」
「暖房つけてもすぐに暖かくならないしなー」
「しょうがないよ」
 彼はとても寒がりだ。手はこんなに温かいのに、冬場はいつも鼻をすすって縮こまり、寒い寒いとぼやいている。もしかしたら、体の熱が指先に全て集まっているのかもしれない。そう考えたら、彼がとても愛しくなって、私の熱を分けてあげたくなった。
 ギュッと握る。彼のおかげで人肌になった右手で。
 彼は私の手を柔らかく握り返して、「あったかいね」と微笑んだ。
[記事No.380462]Re:短編小説

きおく
ID:[dreambazooka]
PC
投稿日時:02/26 21:41

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記事No.326462への返信


【現在進行形】


大好きだよ
ありがとう
ここの料理美味しいよねー
眠いの?
遅い!!早く来てよ〜待たせないで!
この犬可愛いよーッ!なんて名前なの!?
こっち向いてよ
ずっとずっと一緒だよ




いつからだったんだろう
君から聞く言葉は………




【過去形】
(大好きだったよ)
(ありがとう)



******
短し

スペースありがとうございました
[記事No.380728]Re:短編小説

美里
ID:[want2love]
821SH
投稿日時:02/27 12:31

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記事No.326462への返信
【近未来】

しっとりと服を濡らす汗が、空調の効いた室内ではひんやりと身体を冷やす。隣にいる彼女はアイスドリンクのストローで氷をひたすら回している。
ライブ後だった。下手とセンターの間にいたので話すのはイケメンボーカルとテクニシャンベースのことばかりだった。話があるといわれ、なだれ込むように入ったのは24時間営業のファストフード店。カウンター席を選び、横顔だけを眺めるようにしたのは一種の保険である。

「私さ、学校辞めるかも」

いつもと変わらぬ声音とリズム。決断はもうしたのだろう。
私たちの学校は単位制なので、教科によるが単位を落とすと下の学年と一緒の授業で取り直さなければいけない。大学ではよくある話だろうが、高校では好奇の目に晒されるだろう。

「なんで?」

覚悟はしていたし、理解もするつもりだった。けれど、やっぱり寂しい。

出席が足りず単位も落とし、学校にも来れない。苦痛を名も顔も知らない人達にしか漏らせない臆病な人。彼女が心に受けた傷の全てを私は知ることができない。物理的に無理な壁を、どうやって突破すればいいのか。
綺麗にお化粧した顔が伏せたつけまつげを強調させる。

なんだ、そんな表情もできるんじゃん。いつも笑いしかしないから、気付けないんだよ。

「私、やっぱ歌いたい」

かちゃん、と音を立ててストローで混ぜる行為を終えた。真正面の白い壁を見つめながら彼女は薄く微笑んだ。

「歌ってないと生きてないような気がするんだ」

だから、音楽に的をしぼる。そういってまた笑った。
そんなの、妄想だ。そういってしまえればどれだけ楽か。高校も出ないでその道を歩み成功した人なんて数少ないどころじゃない。多くは理想と現実に板挟みされ、死んでいく。

彼女はボーカルだ。歌うことにより自己同一性を確立させる。それに精神に闇を抱える彼女に、あまり強いことは言えない。
逃げてるよ、あんた、なんて言えたらどれだけ楽か。なんであんたメンヘラなの?なんであんたボーカルなの?絶対に言えないけど、どちらかがなければ彼女は学校を辞めるなんてことにはならなかったはずだ。苦痛から逃げる道を生き甲斐にはしてほしくない。

私たちが見つめるこの白い壁は人生だろう。別々の絵を描いていく。彼女はそこに五線譜を刻むことに決めた。一言で言えばそれだけ。でもやっぱり一緒に卒業して、大学になってもたまに遊ぶ仲にはなりたかった。
逃げてる。わかってる。だけど理解できない第三の要因があるような気がして、卒業という言葉が喉を越えない。

「……そっかぁ」

ごめんね、弱くてごめんね。
他人事だからと逃げる私がいるよ。綺麗なさよならをしたくて荒らしたくない私がいるよ。

「うん、ごめんね」

泣きそうになりながらも私と彼女はまた笑った。その強さを別の方面に向けることができれば、この結果は覆せたかもしれない。


二人が並んで作った憂鬱は、ゆっくりと互いの胸に影を落とすでしょう。糧とごまかして笑っても、それは失敗であり変えることができないのです。


もし向かい合って話すことができたら、彼女を殴ってでも止めただろうか。正解のない問いを正面から受け止めることを決断できただろうか。

今もわからない。どうすればよかったの。


*fin*

もうどうすればいいのか。
友達なんて雑で適当な境界線ですよ。

完全なるお目汚し、すみませんでした。

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