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森のフォーラム

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Re:短編小説
彩音
[ID:snow14tears]

「私、死ねないんだぁ」

目の前にいる少女は、屋上のフェンスに力なくもたれながらそっと呟いた。
「…人造人間、って事?」
「ぷっ、アハハハ!違う違う!そんなかっこいいものじゃないよ。」
…かっこいいかは別にして、笑い飛ばされた事でムッとした僕は、じゃあ何だよと急かした。が…
「私ね、この世界が嫌いなの。」
…答えになっていない返事が返ってきた。
「大嫌いで仕方がないの。だから死にたい。こんな世界で生きてたくないの。」
…彼女に何が合ったかなんて知らない。
だけど、そう語る表情はひどく悲しいものだった。
「だけど…ね、死ねないの。私はこんなにも死ぬ事を望んでるのに、身体がいうことを聞かないの。

剃刀を持ってね、手首に這わすの。でもね、恐怖で震えていつも出来ない。だから今度は高いビルの屋上に行ったわ。でもね、私って高所恐怖症だったのかしら…怖くて飛び降りれなかったわ。」
淡々と話す彼女の瞳には涙が零れ、強い春風に吹かれて飛び散っていく。
「…可笑しいでしょう?死にたいのに、死ねないなんて。」
…何が彼女をこんなにも苦しめているのだろう。
何が彼女をここまで追い詰めているのだろう。
誰も彼女を救うすべを、持ってなどいない。
…だけど、僕にならきっと出来る。
彼女を深い苦しみから解放してあげることが…。

屋上のフェンスが風で揺れ、ギシギシときしむ。
彼女はそれに気付かない。
「…ねぇ、ひとつだけあるよ?君の苦しみを解く方法。」
「え……?」

赤い瞳で見つめる彼女の肩を、僕はそっと、だけど力強く押した。





意味不明でごめんなさい;
彼女を救えるのは僕だけだ、という狂った愛が書きたかったのですが…。
気分を害した方すみません(__;)

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