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森のフォーラム

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Re:短編小説
黒羽
[ID:gren0705]
シリアス風味
_____

荒れ狂う炎。逃げ惑う人達。
廃墟とかしたこの街。

建物だった場所に立ち適度な距離を取り、
いつでも君の攻撃に対応できるように武器に手をかける。

「……久しぶり。元気にやってたか?」

そんな事はどうでもいいんだ。
そんな当り障りの無い答えは求めていない。

「君は僕達の敵だったの?」

帰ってきたのは、無言。
無言は肯定。

「何時から?」

「もう、ずっとむかし。覚えていない位むかし」

「…なんで?」

君は、胸の締め付けられる笑顔を作る。

「ただ、居場所が欲しかった」

なんで。なんで。
声が、出ない。

「私の存在理由が欲しかった」

言いたい事は、たくさんある。

「コレは必然だったんだよ。そう、神様の思し召しだ」

向けてくるのは、やはり、泣きそうな笑み。

「、怨むよ神様。こんな結末は求めてない」

僕はあの日のままを求めていた。

「お前は悪くない私が弱かった。それだけだ」

“じゃあなんでそんな泣きそうな顔しているの?”

「…っ」

「ねぇ、今ならまだ間に合うよ。だから、」

「いいんだ」

「何が「良いんだ!!」」

滅多に声を荒げる事をしない君が、初めて僕に、怒鳴った。
確かに君の表情の変化を僕は望んでいた。

「…良いんだ」

だからって、こんな悲しい表情望んでいない。
こんなに切なそうな、絶望した顔は見たくない。

「…いつからこんな事になっちゃたんだろ」

「きっと私がお前と出会った頃から」

あぁそうだ。僕が君と出会ったことで歯車は狂っていったんだね。

「ゴメン」

「…何がだ」

僕が君と会ってしまって。
僕が君に感情を呼び起こしてしまって。

「…ゴメン」

君を守りきれない弱い僕で。

「何度も言うがコレは必然だったんだ」

行かないで。

「私はこれから前に進んで行く。…いや違うか。前にしか進めないんだ」

「…これから進む道は荊の道だよ」

「覚悟の上だ」

「……だったらそんな顔しないでよ」

「…何を言っている?」

だって今の君の顔は何かを、我慢している顔だよ。
何かを、耐えているときの顔だよ。

「あぁ。もう時間だ。そろそろ失礼しよう。
今度は無いかもしれないがこの言葉を使わせてもらう」

聞きたくない。

「次に会う時は、戦場で」

どんどん小さくなっていく君の背中。


何時も僕が頼りにしていた、大切な相棒の背中。

「ははは、真っ白だ」

君の居ない世界に色なんて無い。

「こんなのってないよ」

本当に、怨むよ神さんとやら。
何だって僕達の邪魔をするんだ。

ただただ彼女は居場所を求めていた。僕は僕なりに居場所を探していた。
なんで、こんなにすれ違ってしまったの?

「いいよ。受けてたってやる」

君がそう決めたのなら僕が精一杯邪魔をしてやる。
次が無いなんて、言わせない。

―――――――…‥

はいカオスorz
スイマセン。一応イメージとしては軍パロです。
 

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